アンティーク磨きについて解説
- harunouta1112
- 2022年6月12日
- 読了時間: 3分

■アンティーク磨き(仕上げ)とは
アンティーク磨きとは鏡面磨きを行う際に用いるシューケア用品を用いて、
「ビンテージ」のような風情を醸し出すワンランク上の磨き方です。
仕上がりとしては、全体の色に対してつま先や踵、アイレット周りを濃くしているイメージです。
元々、アンティーク仕上げで販売されておりますが、使用していくとどうしても天候の影響や乾燥により色が薄くなってしまうものです。

今回の記事を読んでいただき、アンティーク仕上げのキープ、そして磨きによって自分だけの個性を出してオリジナルシューズにしていきましょう。
■準備するもの
①液体タイプのクリーナー(+柔らかい布)

②乳化性クリーム

③ペネトレィトブラシ

④油性ワックス(ポリッシュ)

⑤豚毛ブラシ

■使用する靴について
アンティーク磨きは濃淡さをつけてビンテージ感を出すので、ブラックやブラックに近いブラウンやネイビーなどですと、全体の色との差が生まれにくいので、ライトブラウンなどの明るめの靴がおすすめです。

■磨き方
①液体クリーナーで靴全体の汚れを落とします。
通常の靴磨きと同様にきれいに色を乗せるためには靴の汚れをしっかり取り除き、スッピンにしてあげましょう。
※鏡面仕上げを施された靴を磨く場合は、ワックスクリーナーを使用してください。
②乳化性クリームを塗布する
ペネトレィトブラシにクリームを取り、濃淡さを付けたい箇所にクリームを塗布していきます。
何処に塗布するかは自身の好みでやっていただいても大丈夫ですが、基本的には
「つま先」「踵周り」「履き口周り」「側面下部」がおすすめです。
もし、失敗してしまってもすぐに液体クリーナーを使えば、ほぼ落とすことができますので焦らないで大丈夫です。
あまり塗布しすぎると、小汚い靴に見えてしまうので、特に最初のうちはほどほどにしておかれたほうが良いかもしれません。
③自然な濃淡さ(グラデーション)にしていく
ハッキリとメリハリのある濃淡さに仕上げたいのであれば必要ないが、着色した箇所とそうでない箇所の境界線を自然に、仕上げたいた場合は最初に塗布したクリームよりやや薄いものを境界箇所に塗布していきましょう。
そうすることによって、なだらかで自然なグラデーションと仕上げることができます。
④油性ワックス(ポリッシュ)を塗布する
油性ワックスを塗布することによって、革を保護し色持ちを長くする役割が期待できます。
こちらもクリームと同様にペネトレィトブラシに取り、塗っていきます。
芯が入っていない箇所に厚塗りをしてしまうと、ワックスの層が割れてひび割れや粉吹きの原因にもなりますので、薄塗りで行ってください。
⑤ブラッシングを行う
アンティーク仕上げはクリームを何度も重ねて仕上げる磨き方なので、通常の靴磨きに比べ厚塗りになります。
豚毛のブラシでしっかりとブラッシングをしてあげましょう。
⑥お好みで鏡面仕上げ
ご自身のお好みで鏡面仕上げにするのも素敵ですね。
鏡面仕上げのやり方は別の記事に記載しておりますので、ご興味のある方はそちらをご覧ください。
■まとめ
いかがでしたでしょうか?
特別な道具は必要なく、気軽に挑戦できますのでぜひチャレンジしてみてください。
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